親愛なる会員の皆様、学界の皆様新しい年の幕が開き、万物が新たに動き始めるこの佳き節目にあたり、私から国際都市言語学会理事会を代表し、学会の会員の皆様、協力機関の皆様、そして学会の発展に関心を寄せてくださっているすべての方々に、心よりのご挨拶と最良の祝福を申し上げます。この一年を振り返りますと、私たちは世界の都市の姿が大きく変容していく過程を共に目の当たりにすると同時に、言語が都市のアイデンティティを形成し、多様なコミュニティをつなぎ、社会的イノベーションを推進するうえで果たす、代替不可能な力を実感してきました。農村と都市が持続的に転換していく過程において、言語が示す活力、適応、相互作用は、私たちに尽きることのない研究の着想と学術的挑戦を提供し続けています。本学会は、この学際的分野における重要な国際プラットフォームとして、常に皆様と歩みを共にしてまいりました。本年、私たちは以下のような多くの成果を共に収めました。 ・第22回国際都市言語学会年次大会を成功裏に開催し、「言語とコミュニケーションの新たな場面」という新テーマを打ち出しました。・優秀論文表彰制度を初めて実施し、優れた研究成果の奨励と普及を図るとともに、新たな研究の担い手となる若い力を積極的に後押ししました。・世界的な会員ネットワークがさらに拡大し、多くの若手研究者、実践者、そしてさまざまな地域の代表が、この活力ある学術共同体に加わりました。 これらの成果はいずれも、会員一人ひとりの知恵、情熱、そして献身の結晶です。各地域でのフィールドワーク、学術探究における果敢な挑戦、知識共有における無私の精神が、今日の学会の繁栄と影響力を共に築き上げてきました。ここに、皆様へ心からの感謝を表します。新しい年を展望すると、世界の都市化の進展は、持続可能な発展や技術倫理など、複合的な課題に直面しています。社会的相互作用の中核的媒介であり、文化継承の担い手でもある言語の研究は、これらの課題を理解し、対応するための重要な視座を提供することでしょう。2026年に向けて、本学会は次の点に力を注いでまいります。1.理論的対話の深化 言語学、社会学、人類学、地理学、デジタル・ヒューマニティーズなど多分野の視点をさらに融合し、都市言語研究の理論的基盤を強化します。2.実践的関与の拡充 研究成果を都市政策、コミュニティ形成、教育イノベーション、文化遺産保護などの分野と、より緊密に結び付けていきます。3.若手研究者の育成 若手研究者および大学院生会員への支援を一層強化し、研究成果を発信・共有し、相互に交流しながら成長できる機会を拡充します。4.グローバルな連結の強化 とりわけ少数言語コミュニティにおける都市化と言語の課題に注目し、より平等で多様な学術対話を促進します。 学界の皆様、都市化の物語は、そこに生きる人々が、多様で入り組んだ言語を通して共に書き綴ってきたものです。私たちの使命は、この壮大な物語を理解し、解釈し、その豊かさと調和を支えていくことにあります。厳密な学術探究によって都市化の言語的側面を照らし、温かな学術共同体として、知の道を歩む一歩一歩を互いに支え合っていきましょう。最後に、新しい一年が皆様とご家族にとって、健康に恵まれ、仕事が順調に進み、生活が満ち足りたものとなり、学問的にも一層の進展がある年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。私たちが愛する都市言語研究の分野がますます活力に満ち、本学会における友情と協力の樹が常に青々と茂りますように。希望と期待を胸に、共に2026年を迎えましょう。 国際都市言語学会 理事長徐 大明2025年12月31日